B型肝炎に関する2つの常識が今、大きく揺らいでいます。全く新しい考え方が必要になっているのです。

その2つの常識とは?あなたの肝炎予防、肝炎検査にお役立てください。

なお、ニュースソースはこちらです。『B型肝炎の常識が変わる』(リンク切れの場合はごめんなさい)

◇大人は慢性肝炎になりにくい?

一般に、B型肝炎が慢性化するのは母子感染の場合で、大人が感染した場合は慢性化しにくいと言われていました。これは免疫力が発達していない赤ちゃんのときに感染すると慢性化するとされていたからです。これが常識とされていました。

それゆえ、国内では1986年からB型肝炎に感染した母親から生まれた赤ちゃんにはワクチン接種を行い、慢性肝炎を防ぐ対策を行っています。これは大きな成果を出しています。

しかし、近年母子感染以外に大人がB型肝炎に感染し慢性化する傾向が強くなっています。母子感染だけの対策では不十分なのです。

実は一口にB型肝炎と言ってもその遺伝子タイプの種類は10種類もあるそうです。今までの日本ではこのうちBとCの2種類が多く、大人が感染しても慢性化しにくいとされていました。

ところが、近年多くなったのがAタイプのB型肝炎です。このAタイプは欧米に多くみられる肝炎で、感染して急性肝炎になるとその10%から20%は慢性肝炎になってしまうそうです。

2010年の厚生労働省調べでは、急性B型肝炎の50%以上がこのAタイプだそうです。それで大人がB型の慢性肝炎になるケースが増えているわけです。

このAタイプのB型肝炎は性行為によって感染が広まります。決して母子感染や注射器などによる血液感染ではありません。あなたはどうぞこの点に十分ご注意ください。

これは決してAタイプのB型肝炎に限った話ではありません。現在の日本国内の医療環境において、注射器や輸血による血液感染はほとんどありません。母子感染も分かっていれば先ほど書いたように対策できます。

一番怖いのは性行為による感染なのです。その意味ではB型肝炎は性感染症と言えます。でも、ほとんどの人はそんなことを意識していません。HIVや梅毒とB型肝炎が同じだとは思わないのです。

でも事実は紛れもなく性感染症なのです。性感染症とは性行為によって広まる感染症を指します。B型肝炎はれっきとした性感染症の一種と言えます。

大人のあなたはくれぐれもB型肝炎にご注意ください。性感染症の感染が不安なときは、HIVや梅毒同様、Aタイプを始めとするB型肝炎の検査を受けてください。自覚症状から判断はできません。

ちなみに当サイトで何度も取り上げましたが、B型肝炎、HIV、梅毒、この3つの性感染症は重複感染が最も多い組み合わせです。お忘れなく。

詳しくはこちらです。『B型肝炎とHIV感染症』

◇完治すればウイルスは消える?

以前、当サイトで『B型肝炎の再活性化は危険!』という記事を掲載したことがあります。B型肝炎の治療で完治した、ウイルスはもういないと思っていたら再発し、しかも劇症化して命を落とすことがあるという内容の記事でした。

まぁ、今までの常識、とまでは言えないかも知れませんが、B型肝炎は完治できる、と思うのは危険ということです。国立国際医療研究センター肝炎・免疫研究センター 長で厚労省研究班代表の溝上雅史氏によれば、

『HBV(B型肝炎ウイルス)の感染は一生続くという認識に切り替える必要がある』

とおっしゃっています。

ただ、B型肝炎ウイルスの再活性化は無条件に突然発生するわけではありません。先の当記事にも書きましたが、あなたががん治療のための化学療法を受けたり、リウマチなどによる免疫抑制治療を受ける場合に可能性があるのです。

従って、これらの治療を受ける場合にはB型肝炎ウイルスの感染をチェックしながら慎重に治療を行う必要があります。この点を再度警鐘を鳴らすニュースソースとなっています。

◇あなたに注意して欲しいこと!

最後に繰り返しますが、B型肝炎は性感染症の一種です。性行為によって感染が広まる感染症です。決して血液感染がメインの感染症ではありません。

確かに、かつては輸血や注射器の使い回しによって多くの感染者を生みました。しかし、それはもうずっと過去の話です。日本の現在の医療環境では起こりません。

過去にB型肝炎ウイルスに感染した人はともかく、これからのB型肝炎ウイルス感染予防は性行為に注意が必要です。それはHIVや梅毒、クラミジアなどの他の性感染症と全く同じ注意が必要だということです。

そして、仮にあなたがB型肝炎ウイルスに感染してもすぐに自覚症状が出るとは限りません。本当に予防が出来ているかどうか、それはB型肝炎ウイルス検査をしてみないと分かりません。この点もHIVやクラミジアなどの性感染症と同じです。

そして、これも繰り返しになりますが、HIVと最も重複感染が多い性感染症が梅毒とB型肝炎であることをお忘れなく。

『B型肝炎とHIV感染』

なお、B型肝炎、C型肝炎のようなウイルス性肝炎は一般的な健康診断の血液検査では分かりません。当サイトでご紹介したようなウイルス学的検査が必要です。

ウイルス性肝炎は自覚症状が出ないことも多いので、あなたも一度はウイルス性肝炎の検査を受けてみてはいかがでしょうか。私も病院で3回、自宅で検査キットを使って1回、合計4回の検査をしました。幸いどれも陰性でした。

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