B型肝炎、C型肝炎はウイルス性肝炎であり、病原菌のウイルスは性行為によっても感染します。

かつては注射器の使い回しなどによる血液感染によって多くの感染者を生んでしまいました。しかし、医療環境が整った現在、予防接種や輸血などによる血液感染はまず起こりえないと思います。

◇ある読者からの投稿メール

当サイトのある読者から、投稿メールを頂きました。その内容は、こんなものでした。

『自分はウイルス性肝炎のキャリアである。注射器の使い回しによって感染した。このサイトでは、あたかもウイルス性肝炎の感染者がみな性行為によって感染したかのような記事を掲載している。これは事実と異なり、注射器によって感染したキャリアとしては受け入れがたい記事である。』

このような主旨でした。(主旨を分かりやすく直しました。原文はこうではありません)

つまり、投稿者は何も知らずに血液感染によってウイルス性肝炎のキャリアになってしまった。当然責任はご本人にはなく、そのような医療環境を放置していた国にある。

一方、性行為によって感染するのは本人の自己責任である。血液感染とはまるで事情が異なる。この全く事情の異なる2つの感染ルートを取り違えた無責任なサイトである、とご指摘された訳です。

しかし、当サイトでは全くそのような取り違えを行った覚えはありません。確かに、B型肝炎、C型肝炎は薬害によって多くの感染被害を生みました。

この事実はきっちり当サイトでも認識しています。例えば、『誰がC型肝炎を国民病にしたか』という記事や、『献血でB型・C型肝炎に感染』といった記事で血液感染の実態を取り上げています。

しかし、その一方で医療環境の整った今日、B型肝炎やC型肝炎が血液感染で広まるリスクより、性行為によって広まるリスクの方が大きいと思います。

私が「思います」と断定しないのは、感染ルートの詳細なデータを持っていないからです。血液感染が何件、性行為感染が何件と分かっていれば、断定した言い方も出来ますが、残念ながらそれはありません。

◇私が当サイトであなたにお伝えしたいこと

実は私が当サイトであなたにお伝えしたいのは、細かいデータの話ではありません。B型肝炎、C型肝炎が性行為でも感染する危険性がある、まずはこの事実をお伝えしたいのです。

B型肝炎もC型肝炎も血液感染、薬害による感染訴訟が大きくニュースに取り上げられ、これを知っている人は大勢いることでしょう。しかし、性行為によってB型、C型肝炎が感染すると知っている人はどれだけいるでしょうか。

私の友人5人に聞いたら、4人は知りませんでした。注射や輸血で感染するもんだと思っていたのです。私自身、性感染症の専門書を初めて購入したとき、B型肝炎、C型肝炎が含まれていることに違和感を感じました。まったく想像もしていなかったからです。

しかし現実は紛れもなく性行為によって感染する、性感染症の一種なのです。そして、HIVや梅毒とも重複感染し、病状が重くなったり、進行が早くなったりする危険性もあります。

血液感染のリスクが医療環境の整備によって改善された今、性行為感染による危険性にもスポットを当てるべきである、というのが当サイトの考えです。

◇「素人のくせに・・・」もうひとつのご指摘

更に、投稿メールにはもうひとつご指摘がありました。それは、

『素人が権威ぶって記事を書くな』

というご指摘です。言うまでもなく、私は医療従事者ではなく、素人です。それは『当サイトについて』という記事でも書いてあります。

従ってウイルス性肝炎について専門知識は持ち合わせていません。全ては専門書や医療サイトからの情報を私が整理して記事にしています。極力、出典を明らかにしているつもりです。

一方で、私は自分が肝炎で40日入院した経験や、自宅でウイルス性肝炎の検査を受けた経験を持っています。こうした経験はきっとあなたにも役立つはずだし、これを分かりやすく伝えることは専門家でなくても出来ます。

いや、専門家より、ごく普通の一般人である私の方が伝えやすい面もあるはずです。どうしても医者や医療関係者は上から目線になりやすいし、第一、肝炎で入院した話や検査キットを使った話など、医者はまずしないでしょう。それこそ私の役目だと思っています。

私が当サイトを運営する理由はここにあります。素人だからこそ伝えることのできる記事をこれからも書いていきたいと思います。