私はかつて肝炎で40日間ほど入院していました。その病院は私が住んでいたマンションから徒歩5分のところにあり、とても便利でした。まぁ、それが理由でその病院に入院したようなもんです。

病院の規模としてはとても小規模で、ベッドの数はせいぜい20くらいだったと思います。でも半分くらいしかうまっていませんでした。

私が入院した季節は春の終わり、4月くらいだったと思います。九州の感覚では5月になったらもう初夏です。

さて、私が入った病室には他に4人の患者がいました。5人部屋だったのです。全員私と同じ40代(当時)前後の患者で、胃や肝臓に病気のある人たちでした。

その4人はちょっと見た目には病人とは思えません。顔色もいいし、別に寝込むこともなく元気に(?)病院生活を送っていました。私はと言えば、肝炎なのでひたすら安静が大事です。ベッドに寝て1日過ごしていました。

そんな私が暇に任せて同室の患者を観察していると、だんだんと彼らの優雅な入院生活が見えてきました。まず、午前中です。彼らは朝食の後、点滴が終わるとすぐに病院の向かいにある銭湯に繰り出します。病院でOKもらっているのですね。

だいたい、10時半くらいに出て行って、お昼前に戻ってきます。長湯もいいとこです。(源泉かけ流しの温泉です)

それから、午後になると、検温が終わると今度はパチンコに出掛けます。病院側がパチンコと認識して外出許可しているとは思えませんが、基本的に外出は自由です。

彼らが通うパチンコは病院から徒歩5分足らずの近所にあります。毎日、勝った、負けたと戦果を互いに報告し合っています。それから夕食が終わって夜になるとテレビ三昧です。

病室にはテレビが1台だけあって、病室の壁の高い場所に設置されていました。今ならベッドの横に1台ずつ置いてあるのが普通ですが、当時その病院では部屋に1台しかなかったのです。

でも、それだと音がうるさくないか?当然そう思いますよね?寝ている患者にとってはテレビの音はうるさいです。5人の患者が1台のテレビを共用するなんて、可能でしょうか?

ところが可能なんですね、その病院では。しかも、深夜でもテレビを見ることが出来ます。一応、9時が消灯なのですが、テレビはつけていても何も言われません。ただし、テレビの音は小さくします。9時過ぎて10時にもなれば寝る人もいます。でも、テレビはつけっぱなしなのです。誰か1人でも見ている人がいる間はつけたままになっています。

そんなバカなとあなたは思うかも知れませんが、事実テレビはつけっぱなしでした。そのうち、誰かがお腹が減ったと言いだして、カップ麺を作り始めます。これは無論、看護師さんに見つかったらNGです。みんな食事制限のある患者ばかりなのです。

しかし、そんなことはお構いなしに、カップ麺をずるずるすすり、デザートにバナナやみかんを食べるのです。何度か私にもおすそ分けででバナナが回ってきました。私はまじめな患者だったので、もらったバナナは自宅に持ち帰って病室で食べることはありませんでした。

結局、私は入院から1週間ほどして、彼らがどこも悪いところはない、もしくは入院するほど悪くはない、ということに気が付きました。いや、本当のところは知りません。でも、明らかにその入院生活からはそう思えました。

そして、ある日部屋の1人が病院の事務長さんと話しているのを聞いてしまいました。

「もうちょっと入院させてもらますか?保険が出る間はお願いします。」

そんなことを事務長さんにお願いしているではありませんか。何の保険か知りませんが、入院保険が出るのでしょう。保険が適用される間は仕事をせずに入院して生活費を稼ごうという訳です。

事務長が何と返事をしたのか知りませんが、その人はそれからも入院生活を続け、結局私が退院する1週間くらい前までいました。

つづく
私が入院したのは肝炎治療のためです。私の場合はウイルス性ではありませんでしたが、B型肝炎、C型肝炎のようなウイルス性肝炎は一般的な健康診断の血液検査では分かりません。当サイトでご紹介したようなウイルス学的検査が必要です。

ウイルス性肝炎は自覚症状が出ないことも多いので、あなたも一度はウイルス性肝炎の検査を受けてみてはいかがでしょうか。私も病院で3回、自宅で検査キットを使って1回、合計4回の検査をしました。幸いどれも陰性でした。

*ご存知ですか?ウイルス性肝炎は一般的な健康診断では分かりません。
■STDチェッカー タイプL(男女共用)
B型肝炎・C型肝炎の検査が出来ます。

*B型肝炎は梅毒・HIVとの重複感染が多く、より重症化することがあります。
■STDチェッカー タイプO(男女共用)
HIV・梅毒・B型肝炎の3つが同時に検査出来ます。

■この検査の信頼性(郵送検査認定事業者とは?)

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