劇症肝炎は致死率の高い恐ろしい病気です。ここでは劇症肝炎について説明をします。

◇劇症肝炎とは

劇症肝炎とは急性肝炎を発症してから8週間以内に肝細胞の破壊が急速に進み、意識が無くなったり昏睡状態に陥る病気です。

急性感染を発症した患者の約1%が劇症肝炎を発症すると言われており、日本では年間に約400人が発症しています。

劇症肝炎を発症して、10日以内に脳症が現れる急性型が生存率30%、11日目以降に現れる亜急性型が生存率15%です。非常に致死率の高い病気と言えます。(専門書によって生存率は非常にバラツキが大きく、この数値は『C型肝炎B型肝炎』(主婦の友社)によります。)

なお、脳症とは病気が原因でおきる意識障害のことです。

◇劇症肝炎の原因は?

劇症肝炎の原因は肝炎ウイルスの感染によるものが多くなっています。図1をご覧下さい。
データ元は『C型肝炎B型肝炎』(主婦の友社)です。


図1.劇症肝炎の原因

このデータによると、劇症肝炎の原因の一番はC型肝炎で、以下B型肝炎、A型肝炎と続きます。ただ、私が調べた別の専門書ではB型肝炎が原因のトップになっており、調査によってバラツキがあるようです。

◇劇症肝炎の検査は?

詳しくは「肝炎の検査とは?」で説明しますが、血液検査やエコーなどの画像検査を行います。
原因となっている肝炎ウイルスの種類も検査します。

◇劇症肝炎の症状は?

劇症型肝炎の症状は最初の段階では、

●発熱

●筋肉痛

●全身の倦怠感

●食欲不振

などの症状が見られます。続いて、

●黄疸

●尿が濃褐色になる

といった症状が出てきます。そして劇症肝炎の特徴である、

●肝性脳症

を発症します。肝性脳症は肝不全によって起きる意識障害で、言動がおかしくなったり興奮して暴れたり、重症になると昏睡状態(肝性昏睡)となり反応がなくなります。

◇劇症肝炎の治療は?

肝臓は非常に自己再生機能が高い臓器なのですが、劇症肝炎では再生が間に合わないほど肝細胞が破壊され肝不全に陥ります。

従って、本来肝臓が役割を果たしていた代謝、解毒といった機能を人工的に行い、肝細胞の再生を待ちます。

この治療法を「人工肝補助療法」と言い、肝臓の代わりに身体に必要な物質を補充し、有害な物質を取り除きます。実際には、患者の血液から血球以外の成分(血漿)を取り除き、これを健康な人の血漿と交換する方法(血漿交換)と、腎臓が悪い患者で行われている血液透析を応用した方法(血液濾過透析)があります。

また、原因となっている肝炎ウイルスを突き止めた上で、インターフェロンなどの薬物を使った抗ウイルス療法を行います。

しかし、こうした治療でも肝機能が正常に戻らない場合には、肝臓移植といった方法もとられます。平成22年に法改正があり、本人の臓器提供の意思が不明であっても、家族の承諾があれば臓器移植が可能となりました。また、15歳未満の脳死患者からの臓器移植も可能となりました。

こうした状況の変化によって劇症肝炎の患者における肝臓移植手術は増えているそうです。

なお、B型肝炎、C型肝炎のようなウイルス性肝炎は一般的な健康診断の血液検査では分かりません。当サイトでご紹介したようなウイルス学的検査が必要です。

ウイルス性肝炎は自覚症状が出ないことも多いので、あなたも一度はウイルス性肝炎の検査を受けてみてはいかがでしょうか。私も病院で3回、自宅で検査キットを使って1回、合計4回の検査をしました。幸いどれも陰性でした。

 

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